Fundriseに投資してみた
- yasukoskim
- 2022年1月12日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年1月21日
私の将来の夢のひとつは、日本の人が米国不動産投資をしやすいシステムを作りたいなというものです。
アメリカの不動産は基本的に価値が下がらないし、これまでの不動産開発の経験から「建物建てた人の勝ち」というパターンをよくみてきました。(開発も運営も大変だけど。)そして不動産投資っていうと大金が必要なイメージがありますが、少額でも参加できて、納得のいくリターンがあって、開発案件にも投資できるようなクラウドファンディング的投資を体験させてくれるFUNDRISEに投資してみました。こんなシステムを日本の人向けに作れたらいいなー。そもそももうあるのかなー。みんなで大家さんくらいしか見つけられなかったけど。。。
私はたまたまWall Street Journalである記者さんの投資体験を見て投資することにしました。その記者さんは確か1000ドルくらいを投資して半年後にいくら返ってきたかみたいな検証をしていて、14%くらいリターンがあるみたいな話でした。なのでオススメと。私はまんまと騙されて早速アカウント作成しました。
FUNDRISEとは。
Fundriseはオンラインの不動産投資会社で、最低投資金額10ドルから始められるプラットフォームですが最低500ドルは必要です。この資金で5~10の不動産をかかえるスターターポートフォリオを持つことができます。
1,000ドルの投資がある場合は、コアポートフォリオにアップグレードされて40を超える不動産プロジェクトに投資できるようになります。また、次の3つのプランから選択することもできます。
1)安定した収入プラン:この投資計画は、配当に重点を置き、一貫した収入の流れを生み出すプラン。 つまり既に運営しているマルチファミリー物件もしくはコマーシャル物件へ投資し、毎月の家賃をその配当としてもらいます。
2)バランスの取れた投資プラン:より多様なポートフォリオを作成してインカムが増えること焦点を当てています。つまりリスクは1)より大きいです。 バリューアップ案件投資と運営しているマルチファミリー物件もしくはコマーシャル物件への投資ミックスといったところかな。
3)長期的な成長プラン:これは開発案件への投資です。 土地の購入から開発、安定稼働までのプロセスを通し、大きなリターンを期待して待つプランです。
アカウントを新規作成するときに開始するプランを選択できます。 投資の目的は何かといったような質問をされるので、安定した収入が欲しい、など答えていき、Fundriseが目標に合わせた投資プランを作成してくれます。 Fundriseに合計1,000ドルを投資すると、無料でコアポートフォリオにアップグレードされます。 3)の開発案件への投資はもうちょっと高い金額を投資しないと参加できなかったです。 ただ、Fundriseの優れている点は、リスクをほとんどまたはまったく伴わずに開始できることです。 (ただ投資なので配当がないとか、物件が売れずに焦げ付く?とかリスクはもちろんあります。でも少額投資なのでリターンが減っても痛みも少量(?)です。)
実際のリターン
簡単に報告してしまうと、6月から1,400ドルづつ投資金額を増やしていって、12月末までの合計は13,699ドル。(7ヶ月投資してきたんですが、ある月は多く入れたりしてたかもです。) そして気になるネットリターンの合計は2,306.30ドル。なのでリターンは16%になります。 すごい! 私の株投資より遥かに多いリターン率!
ということで、私のポートフォリオは今のところ安定成長。私のポートフォリオの構成は
East Coast eRIET 7.3%
Income eRIET V 2.9%
Growth eREIT VII 7%
Balanced eREIT II 7.7%
Interval Fund 75.2%
となっています。
そしてこのポートフォリオは56のプロジェクトで成り立っていて、例えば、East Coat eREITはStabilized Commercial案件としてバージニアに20.8ミリオンドルの工業用不動産を持っています。 このひとつひとつのプロジェクトも自分のアカウント内で見ることができるし、新しい案件を購入するたび、投資するたびにFundriseがニュースレターを送ってきてくれるので、「またテキサスにマルチファミリー買ったの?? もう高くない? 適正価格で買えてるの? 大丈夫??」とかツッコミができて面白いのです。 で、テキサスのマーケット情報を調べ始めたりします。

この画像は新規開発案件の場所を示した画像なんですが、仮にFundriseの投資家さんたちの読みが正しい、と仮定すると、こんなマーケットが将来有望なのかー。マジで?と驚いたり。
というわけで、私は地味に楽しみながら投資の勉強をしています。米国不動産投資に興味があるけど少額でしか投資したくない、できないという人は始められてみてもいいかなと思いました。今のところ安定したリターンを得ています。
今後アメリカの不動産マーケットのリサーチ方法とか役に立つウェブサイトの紹介などしていきたいと思います。
それでは、またー。
そろそろアメリカの株マーケットが閉まりますー。